掲載された石材の記事

中部経済新聞に紹介されました

新時代の創業 「独自洗浄法で石材を再生
「石と言うものは、国や地域によっても、それぞれ性質が異なり、
その特性に合わせた、ケア、メンテナンスが、必要」と話すのは、
石材のケア、メンテナンスを、手掛ける、ドレストン中部
(本社名古屋市中川区山王3-1-16 TEL 052-332-8331)社長の新田倖石(こうせき)さん。

ビルマンションの建築石材から、墓石、石像等に至るまで、既存同業者が音をあげた様々な汚れに対し、日常品を活用した独自のケミカル洗浄工法を用いて、石の「再生」に取り組んでいる。

「日本で建築石材が本格的に用いられ始めたのは、ここ二十数年程度」とその歴史は非常に浅い。
当然、そのケア・メンテナンスの技法は確立されていないのが現状だ。
又、日本人になじみのある墓石に関しても、これまでは、リフォーム=(イコール)建て替えと言ったスクラップ・アンド・ビルドの考えが、自然破壊の一因ともなっていた。

同社は「環境に優しい石材メンテナンス」をテーマに事業活動を続けている。
三十代の半ばまで、建築関係のサラリーマンだった新田さん。
その後独立して建築の石屋を営んでいた。
石を切りだしたり、その細工等を行う石工師(いしくし)の肩書を持っている。

中部経済新聞の石材記事 '96年にドレストン中部を設立。建物ケアとリフォーム、メンテナンスの施工と技術相談を行い、 7〜8年前から本格的に石材ケア・メンテナンスへの取り組みも始めた。
社名のドレストンとは「ドレス・アップ・ストーン」を略して名ずけた。
普及と共に、石の汚れに関する問い合わせが増える中、ほとんど独学に近い形で、独自の洗浄工法を生み出した。
基本的に特殊な道具や薬剤は使わず、「ホームセンターで買える道具類と、市販の薬」と言った誰でも手に入るものを上手く組み合わせて活用する。
長年にわたり、積み重なった汚れなどは金属ブラシなどで強くこすると逆に石そのものを傷つけてしまう。石の性質に合わせた薬剤の塗布で汚れを浮かし、拭き取るというのが主な施工方法だ。

現在は、全国の石材関連業者との技術提携も進めている。その多くは墓石業者で、念入りな面談を行った上、ビジネス一辺倒な企業とは決して提携しない方針だ。
「世の中で、購入者に拝んでもらえる商品は、お仏壇と墓石だけ。
つまり、墓石は、ただの流通商品では無く、心通(こころかよい)商品であり、扱う人の気持ちが何より大切」と強調する。

【2006年(平成18年)1月11日・中部経済新聞に掲載】

日刊工業新聞に紹介されました

中堅・中小・ベンチャー
石材の汚れ見極めきれいに ドレストン中部日刊工業新聞の石材記事

ドレストン中部は石材に長年にわたり積み重なった汚れのクリーニングを手がけている。
対象は墓石を中心に石像や石橋など幅広い。
使うのは市販の道具と独自調合した化学薬品。
長年のノウハウで石材の汚れを見極め、それぞれ汚れに適した薬剤や道具を選び出す。
他社が投げ出すほど難しい、石材内部に染み込んだ排ガスの汚れやカビも落とす。
この手法は、石工として長年石に触れてきた新田社長が独自で編み出した。
汚れがひどくて取り換えていた石材もクリーニングによって継続して使えるため環境 意識の高い昨今、受注も順調だ。

この技術を広げるため2006に設立したのが「全国ドレストン会」。
「墓石は人の心が通う心通商品。取り扱う人の心が何より大切」という新田 社長の信念に賛同し、会員企業は全国17社まで増えた。

【2009年(平成21年)6月23日・日刊工業新聞に掲載】

日本石仏協会「石仏公開講座」

日本石仏協会主催第31回記念 「石仏公開講座を終えて」に掲載されました。

第3講「環境に優しい石材ケア・メンテナンスについて」

講師/新田倖石氏(会員・石材保護司・全国石材メンテナンス協会理事長)
日本石仏協会「石仏公開講座」

講師は石工師として,また(有)ドレストン中部代表として石材ケア・メンテナンスに精力的に取り組み、 その意義と重要性について熱弁なさった。
硬質で緻密な石材でも、微細な細孔(空隙)や毛管力があり、硬いスポンジの様なもので経路を水分が移動し、 水に溶解した物質と共に裏面まで運ばれ沈着し汚れとなる。
石仏は単なる石ではなく、合掌する信仰対象であり、綺麗にする気持ちが大切ではないかと問う。

苔、カビ、黒ズミ等はケミカル工法によるクリーニングで、見違えるほど綺麗になる手法を写真で丁寧に説明。 石仏の歴史的経年変化を一種の風合い、侘び(わび)として捉え、その美しさを維持すべきという論もあるが、 一方ではケア・メンテナンスで歴史的な遺産を後世により長く伝えていく必要性もあり、一石を投じた異色の講演であった。
(中森勝之記)

【2009年(平成21年)8月1日/2日に行われた石仏公開講座】

愛知商工新聞に紹介されました

ターニングポイント 「独特の技術で石材ケア

今月のターニングポイントで紹介するのは、の「ケア・メンテナンス」の仕事をしている新田倖石さん(中民商会員)です。
新田さんが扱うのは、ビルやマンションの建築石材から墓石、石像に至るまで様々な石です。
これまで多くの業者が音を上げた「汚れ・ダメージ」に対しても、独特の洗浄方法を用いて再生し、お客様に喜ばれています。

石材洗浄技術は発展途上

新田さんはもともと建築石材の仕事をしていました。バブル期には大忙しかったのですが、 バブル崩壊とともに仕事が激減しました。
「日本古来の建築方法は木造です。日本の大きな石材建築の代表は1920年に着工され36年に完成した国会議事堂です。
だから日本での歴史は浅く、一般の建築に石材が多く用いられるようになったのは最近になってからです。
当然、「ケア」や「メンテナンス」の技法が確立されていません」と話します。
完成した建物の業者と話をしていて、「これからは伸びる仕事」と転機を得ました。

施工錯誤で独自の洗浄法

愛知商工新聞の石材記事石材のケア・メンテナンスについて、業者や薬剤メーカーを尋ね歩きましたが、いずれも不十分な状態でした。
本当のところを教えてもらえず独学で勉強する日々が続きました。
その頃の墓石や建築石材のケア・メンテナンスの主流は水による高圧洗浄でした。
しかし、長年の間に積もった汚れは高圧洗浄のみでは落ちません。
金属ブラシなどで強くこすれば石そのものを傷つけてしまいます。
薬剤も販売されていましたが、汚れを綺麗に落とすには難しく、 墓石もふくめて、石のリフォームはと言えば建て替えしかありませんでした。
新田さんは「スクラップ・アンド・ビルドは環境破壊の一因になっている。
私は環境に優しい事業がしたい」と試行錯誤を繰り返しました。
その中で「市販の薬とホームセンターなどで買える道具」といった 誰でも手に入るものをうまく組み合わせて独特の施工方法を確立しました。

環境に優しく心を大切に

方法が確立し、普及してくるに従い問い合わせも増えました。
墓石のケア・メンテナンス」を行っていると、他の参拝者が見学に来て「何をしているんですか?」 「お金はいくらかかりますか?」と聞いてきます。
マスコミも新しい仕事と取り上げ、その後は問い合わせが多く続くようになりました。
需要の多い事を実感した新田さんはこの方法を復旧させようと96年にドレストン中部を設立しました。
この仕事をやりたいひとにはノウハウを教えて広げています。
しかし必ず面談を行い自分の事業スタンスに賛同してもらえる人に限っています。
営利目的重視のみの企業とは提携しません。
「墓石はただの流通商品ではない。私は宗教者ではありませんが、お客様のご先祖様に対する想いがつまっている。 扱う人の気持ちが何よりも大切です。つまり心通(こころかよう)商品なのですから」と話します。

技術に自信誇りをもって

日本全国からくる仕事に、新田さんはネットワークを生かして対応しています。
昨年、京都の鴨居側にかかる橋の汚れが目立ち、京都市が建て替えを検討していました。
話を聞いた石材業者からの紹介で新田さんが仲間と協力してケア・メンテナンス工事を行いました。
伝統的な橋が見事に蘇ったと市民の皆様に大変高い評価を得られました。
同業者からは「建て替えていたら多くの廃材が出て新しい石材が必要だった。
新田さんの技術は環境保全におおきく寄与したね」と言われ嬉しく思いました。

仲間と技術ひろげたい

民商に2年前に申告で入会しました。
決算で困っていたら「それなら民商にいけばいいよ」と友達に紹介してもらいました。
様々な業種の会員に接する機会が出来た新田さんは 「今は、建築、製造、飲食・サービスなど、誰もが厳しくて行き先が見えない時代。 墓石や石材建築の「汚れ・ダメージ」で困っている人は沢山いる。ニーズもあり、これから発展すると思っています。

この仕事は現場仕事がほとんどですが腕力はあまり必要なく、技術を身につければ女性や高齢者でもできます。 一緒にやれる人がいれば、是非仲間になりたいと思っています」と話していました。

【2009年(平成21年)2月16日掲載】

日本石材新聞にて、コラムを連載中

日本石材新聞のコラム
隔月程度の予定ですが、
日本石材工業新聞のコラムを書いております。

【2012年(平成24年)8月24日 コラム】

日本石材新聞のコラム
日本石材工業新聞のコラムを執筆しました。

【2012年(平成24年)10月25日 コラム】

日本石材新聞にて、慶賀新年

日本石材新聞のコラム
平成25年 慶賀新年

【2013年(平成25年)1月5日 コラム】

月刊石材4月号に業務が掲載

月刊石材 2013年4月号に掲載されました。

月刊石材 2013年4月号

全国に向けて「石材ケア・メンテナンス」の大切さと、その具体的方策を施工方法や洗浄剤等の技術面からも提案する(有)ドレストン中部(名古屋市、新田庄之助社長)。
業界でもいち早く、石材(墓石・建築物・彫刻・歴史的建造物など)の特殊洗浄・ケア・メンテナンス、保護、リニューアルなどを全国で手掛け、最近は光触媒によるケア・メンテナンスも提唱している。

その同社の長年蓄積したノウハウが、このほど実地された鹿児島県種子島に立つ「鉄砲伝来記功碑」の修繕工事にも生かされた。この修繕工事は、建築から墓石まで幅広く堅実な実績を重ねている前迫石材(鹿児島市、前迫社長、小誌前号にてインタビューの記事掲載)が元請け・施工したもので、同社はその技術アドバイザー的役割を果たした。発注機関は鹿児島県南種子町(観光課)であり、石材ケア・メンテナンスの分野による公共事業への参入をしても注目されよう。

「鉄砲伝来記功碑」は、種子島・門倉港に建立されている鉄砲伝来(1543年)に記念する石碑で、その建立は、大正10年(1921年)の事。

90年以上野ざらし状態にあり、新田社長によると、「太平洋の強力な潮風の影響を受けているのはもちろん、周辺の樹木の胞子などにより、まるで塗料を分厚く塗り込めたように苔やカビ、地衣類で覆われていて、まるで石材に付着する汚れの見本状態」であり、「石碑に彫刻された文字も判読不可能だった」という。

作業としては、2月中旬に現地調査を実地して石碑に付着した汚れの状況を細かく確認。それに合わせて適切で安全な洗浄剤や施工方法が検討されて、3月8日から11日まで洗浄作業が行われた。

新田社長は話す。「公共事業へ参入する場合、その分やでの公的資格の取得及び実績、経験等が重視されますが、今回のケア・メンテナンス工事も立派な公共工事といえます。新設・新規工事を同様にケア・メンテナンスも大切な分野。全国には名所旧跡等の歴史的石像、石彫物あるいは墓碑も含めて、多くの石像物がその施工を待っています。その経験の積み重ねは各位、自社のノウハウになり、また必ず実績として評価されるはず。ぜひ目を向けていただきたい分野なのです」

月刊石材 2013年4月号 より。 【2013年(平成25年)4月】

この業務の詳細内容は、石碑の実例集.51 種子島「鉄砲伝来記功碑」

日本石材新聞にて、コラム掲載中

日本石材新聞のコラム96
平成25年 コラム掲載中です。

【2013年(平成25年)4月15日 コラム】

日本石材新聞のコラム99
ちょっと気になる「石の本」
晴彫雨読99

【2013年(平成25年)10月15日 コラム】


その他のマスコミ記事

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出版書籍
書籍「石の汚れ、あきらめないで」
石物語 石材ケアの今
石の汚れあきらめないで!
著者:新田倖石
発行:日本石材工業新聞社
価格:4,000円
内容:石材ケアの現状と事例集。石材店・墓石店のプロ用「石材ケア マニュアル」
石の汚れの知識と石材の簡易辞典、石材業必見の一冊